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2020/08/22

ちょっと一息 16

『やさしさ』のキャッチボール

少し前のことですが、九州地方が大雨とのニュースを見て、とっさに大分県にいる叔母が心配になり、メールをしました。

すると間もなく「ありがとう。凄い雨でしたが、家の方は大丈夫でした。○○ちゃんのやさしさに感動しています。○○ちゃんも身体に気を付けてね。」と返事がきました。

無事であることを確認できてホッとした後、『やさしさ』という言葉に引っかかっていました。

私、やさしいのかな…?私がやさしいという話ではないよな。と振り返るきっかけになりました。

私は、土地柄が分からないから、大分県と出れば、叔母と直結し、遠く離れているので、なすすべもなく、「大丈夫かな?」と不安になった気持ちを、ただただ素直に言葉にして伝えただけです。

その言葉を『やさしさ』として叔母は受け取ってくれたようです。そして、感謝の言葉や気遣う言葉を私に伝えてくれました。

その時、私の気持ちが届いて、受け取ってもらえた感じが伝わってきて、とても嬉しかったですし、私自身も叔母の言葉から、『やさしさ』を受け取っていました。

まるで『やさしさ』のキャッチボールのようです。

現実の距離は離れていても、心の距離はとても近い感じ…そんな出来事でした。

 

ただ、この『やさしさ』のキャッチボールは、いつでも、誰とでも出来る訳ではなく、相手の人との関係性も関係してくるのが難しい処。ボールの種類も『やさしさ』だけでなく色々な種類がある様に感じています。そして、ボールがちゃんと見えていることが大事だけれど、見えない魔球もあるみたい。どんなボールでも、まずは受け取っていけるように、体験を重ねていきたいと思うこの頃です。

(N)