今年も札幌市内の中学生が、授業 (インタビュー活動) の一貫として来所されました。カウンセリング事業に興味・関心を頂き、また直接お目にかかってお話ができる機会を持てますことを、大変うれしく思っています。
時間が正味一時間程度なので、事前に質問内容に、お返事を書かせて頂きました。
お返事の内容は、あくまでも作成日の思いや考えであります。
(代表 若狭恵美子)
質問10 困難な壁にぶつかった時にどういう気持ちで乗り越えていくのか?< /p>
今迄の方法では、間に合わないということですね。『困難な壁にぶつかる』ということはどういう意味があるのか、私の考えを伝えたいと思います。
『生きる』ということは、常に新しくやってくる体験の中に居るということです。自分とは違った考え方、感じ方を持った、他者との関係の中で生きているので、自分の思いどうりにはならないし、望まないこともいろいろ起こってきます。そのような中で、悩んだり何とかしようとして居る時は、困難に立ち向かっていく『力』を付けつつある時でもありますし、そこから何かを学ぼうとしている時でもあります。苦しいし、辛いし、辛い絶えがたい日々ですが大切な意味があると考えています。
色々な人達と出合ってきて、また自分自身の今迄を振り返ってみて、人間には生まれながらにして『生きる力』が備わっていると確信しています。それは、『自分の主体で、自分らしく、社会に適応しつつ成長しようとする力』です。
一人で考えると、考えが膨らんできて、事実が見えなくなってしまい、考えたことが事実のように思い込んでしまいます。カウンセリングは、ご自分に備わっている『生きる力』が十分に働き出すように、関係を持たせて頂きます。
あなたにも、あなたの分だけ、生きる力が備わっていますよ。