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2012/04/17

中学生来所・5

今年も札幌市内の中学生が、授業 (インタビュー活動) の一貫として来所されました。カウンセリング事業に興味・関心を頂き、また直接お目にかかってお話ができる機会を持てますことを、大変うれしく思っています。
時間が正味一時間程度なので、事前に質問内容に、お返事を書かせて頂きました。
お返事の内容は、あくまでも作成日の思いや考えであります。

(代表 若狭恵美子)

質問5 人から相談される時、どのようなことを大切にしていますか

まず絶対に大切にしていることは、人間尊重と言うことです。姿かたち、感じ方、考え方、行動の仕方は一人一人違い、違うからこそ、その違いを大事にして関わりの場を持たせて頂いています。
カウンセリングの関係は日常の人間関係よりも、ずっと深く人の心の世界に焦点が当てられますので、安全で安心できる自由な場 (本音で語れる) を創っていくことが最低限必要です。来られる方が悲しみや苦しみときちんと向き合うことができるように、お手伝いをしています。
社会の中で、心のバランスを保ちながら、その人らしい生き方ができるように、また困難なことが起きても、立ち向かっていく力がつくようにといつも願っています。
しかし私とは絶対に違う考えや生き方の人々を尊重しながら、お話 (気持ち・心) を聴かせて頂くことはとても難しいことです。まず、誰とも違う私自身を自分が大切にすること、そして相手の考え方や感じているものを、その人から教えて頂くという姿勢を、いつも大切にしています。
このことは、日常の人間関係でも、多いに役に立つと考えています。