エンカウンター
エンカウンターに4日間参加して私が強く感じたことは、自分になる、自分を知るということだった。
今回初めてのエンカウンターへの参加だったため、最初はどんな場であるのか、何が行われるのか等不安が大きかった。しかし、エンカウンターについて、いろいろな自分がいることを感じることが出来る場であると聞いていたことが自分には印象に残っていたため、いろいろな自分ということに気付くことが出来る時間にしたいと思って参加していた。
参加当初は、知っている人もあまりおらず、非常に緊張している自分がいた。この場はどうやって過ぎていくのか、他の人は何を考え、感じているのか等気になって落ち着かない時間だった。その後、何人かの人がお話しをされているのを見ながら、自分は何を感じているのかと自分の中のことが気になるようになってきた。
その時の自分は、この場にいていいのか、人の話をきくことは自分には出来ない、とにかく不安、というような気持ちだった。そういったことを感じているうちに、今の自分を言葉にすることで、次に進むことが出来るのではないか、という気持が次第に強くなり、1日目の午後に思い切って、その時の自分を言葉にしてみることをした。その際も、誰か話をきいてくださるだろうか、知らない人たちの中で自分について話すことは怖いという思いも感じたが、言葉にしてみると、不安や緊張は和らぎ、最初より落ち着いてその場にいることができる自分になっていた。この体験は私にとって、言葉にすることによって次に進むことができるということを実感する機会となった。
そのことにより、その後の時間や2日目、3日目を参加していく中で、もう少し自分になるということを経験したいという思いが強くなってきた。普段の学習会のメンバー以外に自分について話すことは、私にとって安心できる状況ではなく、怖いと感じることであったが、自分が感じている課題について言葉にすることによって、一歩次に進むことができるのではないかと感じている自分もおり、思い切って言葉にしてみることをした。
言葉にすると、思っていた以上に不安や怖さを感じている自分がいたことにも気づくと共に、いろいろな自分を知ることができた。話をきいてもらえてないと感じる関わりをされると、もっと分ってほしい、嫌だと思う自分や、話をきいてもらっていると感じると有難い、うれしいと感じる自分もいた。関わってくださった方たちとの関わりを通して、自分の感じていたことよりも具体化したり、はっきりしていったことも感じた。
エンカウンターでの4日間を通して、いろいろな自分を知ること、実感するということが体験でき、また言葉にすることで次に進む、自分になっていくということも、体験することができた。今後、再度エンカウンターに参加する際には、また違うことを感じる自分や新たな自分を知ることができるのではないかと思い、再度参加することを今は楽しみに感じている。
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