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2014/08/15

学習会でのひとコマ5

小人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り

広げられています。

6月×日



Kさん 「職場でのことなのだけれど、A子さんに対する関係の持ち方で上司と対立してしまった。自分の考えは、A子さんが感情面で不安定な状況でもあり、寄り添っ て共感的に関わりたいと思うので、上司にその旨伝えたが、分かってもらえず、上司の考えに従うように…と言われた。上司のA子さんに接する接し方は、私と 全く違っておかしいと思う 云々。 『人を大切に』とか、『共感して相手の話を聴きましょう』と言う社内の方針があるのに・・・。皆ならどう思う?」

Оさん 「上司に対するKさんの気持ちは、どんな気持ちなの?」

Kさん 「自分のAさんに対する対応の仕方は、変えるつもりはないよ。上司に対して は、~云々。」


Sさん 「人に接する時、その時の自分が感じたものに自分が反応するから、その時の自分がどう感じるか、ですよね。」


Nさん 「自分にも上司との考え方の大きな食い違いがあって、一時辞職することまで考えたけれど学習会で、皆に自分の気持ちを聴いてもらったり、『聴く』ってどう いうことが聴く人の中でおこっているか等を学ぶと、相手との考え方や、受け止め方が違うのは、当然のことで、この頃は自分がその違いを必要以上に意識して 悩むことはなくなりました。このことは、私の話ですけれど」


Sさん 「共感的に相手の話を聴かせて戴こうとすると、A子さんに対してだけでなく、考えの違う上司に対しても、もちろん部下に対しての上司も、相手を分かりたい という姿勢でいるかどうか。それにしても、『話を聴く』ってとても難しいね。」




6月×日



Мさん 「私の書いたこの文章を読んで、何かそれぞれご自分の中で湧いたこと、動いたことがあれば、言葉にして戴きたいのです が」



この発言に次のような応答がありました。

1  これを読んで、きのう職場で同じようなことが起こったなぁと、思い出しました。それはこんなことです。( 以後昨日の出来事を語り始めた。)
2 1の人の話を取って)私も同じような体験があって~ (自分の体験を話し始めた。)
3  あぁ、こんなことがあったんだなぁ、と思いました。
4  そのように皆さんの動いた処を聴いてみたいとなっているのは、Мさん、どのような思いがあるのですか。




かお 人それぞれいろいろな応じ様があるけれど、Мさんの話を一番近くで聴いて応じているのは・・・?

『聴く』って、いったい誰の話を聴くのでしょうか。誰の話を聴いているのでしょうか。