小人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
聴き方講座講師 若狭のコメント及び声がけ
9月×日
Оさん
上手く話ができないのです。相手にちゃんと聴いて貰う方法は、無いのでしょうか。
Kさん
どうしたらいいのでしょうか。私にも分からない。
Тさん
私だったらOOOO。
Мさん
私も上手く話せない、うまく話せる人っているよねぇ・・・。
Оさん。相手がちゃんと聴くがどうかは、相手のことなので、自分が、どうこうできることでは無いですね。あなたの上手く話ができないところ、もう少し教えて戴けますか。
Оさん
言いたいことは沢山あるのに、上手くまとまらない、そんな感じです。
その上手くまとまらない、その当たりをОさんに教えて戴くように、どなたか聴いて戴けますか。相手が話されたことを素直にそのまま伝え返してみてください。
Kさん
上手くまとまらない・・そんな感じがするのですね。
Оさん
そうです。上手くまとまらない…。まとまらないというより、どう言葉にして良いか、言葉が見つからない、そんな感じです。まとめようとはしていないです。
Sさん まとめるというより、言葉が見つからない、表現する言葉が見つからない。
Оさん あっ、今こうして言葉が見つからない、って言いながら、自分を話していますよね。上手く話そうというより、今のこのままを話して良いんだー。
Sさん Оさんの心の動きがどんどん変化していくし、それが言葉になって、はっきりしていくのが伝わってきました。
Оさん 私も聴いて貰えたそんな感じです。素直にそのまま伝えても良いんですね。
そのまま聴いてくださる人がいると、話す人の言いたいことがはっきりしてきて、答えは、話し手の中にあることが分かります。『聞く』と『聴く』は、大きな違いがあると考えています。その違いを理解し、自分のものにするには、そう簡単にはできないことです。カウンセリングの学びは、傾聴の学び。