小人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
ある病院にソーシャルワーカーとして勤めているYさんのお話しから
毎日毎日ワーカー室にやって来て毎回同じ質問をしてくる入院患者さんがおられます。数人いる他のワーカーさん達もいるので、それぞれが対応しているのですが、ある時医師が私に「Yさんは、毎回同じ質問をされていても、その都度毎回違う関わり応え方をしているね。ほかの人達は、同じ関わりや答え方をしているのに」と言ってくれました。言ってくる事柄のところだけを聞くと、同じ事ばかりなのだけれど、それを言葉にしてい るその時々は、毎回違うから、そこを聴きたい、そこに応えたいと思っているんです。
それにしても、相手を分かりたいという姿勢で丁寧に関わっておられるなぁと感心です。カウンセリングの学びがすっ かりYさんの身に付いていて、その言動を医師も気が付いて観ていて下さる。有り難いことです。