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2024/10/15

こころの音色 ~日々の暮らしの中で~ 115

<相手の反応から>

 

私は先日、母が応援している演歌歌手のミニステージに母・妻と共に3人で足を運びました。そのステージは、新曲を披露する営業イベントでした。会場には、その演歌歌手の方のファンが集まっていました。一番前の席が空いていたため、私は母・妻と共に並んで前側の席に座りました。

 

すると、傍に座っていた年配の女性たちが「始めてですか?」と、私達家族に声をかけてきました。私は「始めてです」と言葉を返しました。その後もその女性たちと2,3会話を交わしました。雰囲気や会話の内容から、今日の主役である演歌歌手に対する想いが強い入れを強く感じました。

 

ステージが始まると、演歌歌手が自分の持ち歌を唄って披露しました。人気があるだけの事があり「上手いなぁ」と感じました。

 

歌が終わると、その演歌歌手のトークが始まりました。そのトークがまぁ面白いこと・・・。お客さんに声をかけ、やりとりをしながら笑いが起きる流れです。時間が経過するにつれて、一段と演歌歌手のトークは弾み、お客さんの笑いも大きくなっていきます。

 

私はこの時、「お客さんはみんな、この演歌歌手のファン・・・お客さんはみんな演歌歌手をウエルカムしている状態・・・その状態を感じ取っていくから、演歌歌手の気持ちがどんどん乗ってきて、色んな言葉が出てきている状態だぁ」と感じました。

 

以前私がリモートで行った講演では、スマホを使っての環境だったため、参加者の姿や反応を感じ取る(見る・聞く)事ができませんでした。その時の私は、話していて「相手の反応が感じ取れないと、こんなにも話す気持ちが沸いて来ないんだなぁ・・・あぁ早く終わりたい・・・」という気持ちに成りながら、我慢して何とか時間まで講演を続けました。

 

聞く側の反応次第で、話す側が話す内容や量も変わっていくという事を改めて感じました。演歌歌手のトーク場面でも、聞いているお客さん側の反応が違っていたら、演歌歌手が話す内容や量・雰囲気も違ったものになっていったんだろなと。

 

 

2024.10.10 (成)