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2024/11/15

こころの音色 ~日々の暮らしの中で~ 117

<猫の声・行動から>

 

我が家には推定11才程度(保護ネコなので年齢が曖昧)のネコが居ます。私も妻も、その猫ちゃんのことを、自分の娘だと感じながら一緒に暮らしています。

 

その猫ちゃんですが、脳腫瘍・糖尿病などの病気を抱えており、毎日、朝・夕と2回のインシュリン注射を私たち夫婦で行っています。病状が安定しない時期は、血糖値を機械で測定する装置を猫の身体に付けて血糖値を測ります。

 

最近、その猫ちゃんの様子に変化がありました。夜間から早朝にかけて、今迄に無い様な声を「にゃーにゃー」と、長い鳴き声を出し続ける様になりました。

 

なんか様子が違うと意識する様になり、今まで以上に猫ちゃんの様子を見ていると、水を飲む場所で、水を飲まずに黙って一点を見つめていました。

 

心配になった私たち夫婦は、「どうしたの?具合悪いのかい」など、声をかけたり身体を撫でたりしながら猫ちゃんに話しかけます。でも、猫ちゃんは「にゃー」と声に出すばかりです。

 

私たち夫婦は、猫ちゃんの様子から「もしかして認知症?」と思って、色々調べました。YouTube等を見ると「にゃーにゃー」と鳴く声が、うちの猫ちゃんの声に似ていると感じました。その他の症状も調べてみると、やはり認知症の症状と重なる部分があると捉えました。

 

ただ、素人の判断では、「認知症」と決めつける事はできません。結局、病院に行って診てもらうしかありません。

 

カウンセリングの学習の中で、「音声言語」と「身体言語」という言葉が出てきます。言葉として表現されているところと、身体・動きに表現れているところの両方を感じ取って相手のことを理解していくことと捉えています。(ざっくりと表現)

 

猫が人間の言葉を話す事はありませんが、聴いている私が猫に対して「今までの声と違う気がする」とか、「今までに見た事がない行動を取っている気がする」など、自分は猫が相手の場合でも、猫の音声言語と身体言語を手掛かりにして、猫の状態や気持ちをわかろうとしているんだなぁと感じました。

 

2024.11.8 (成)