<人間関係のバトン>
私が世話人をしている夜の学習会でも、当センター代表の若狭恵美子先生が書いた専門書、
◉「講話と支援員研修の資料集」署 若狭 恵美子
上記2冊を主に使用しています。その日の夜の学習会でも、参加者の皆さまから語られる事柄や気持ち、考えなどと、上記した本の中に書かれている内容をつなげていく(体験と理論を繋げていく)体験学習を行っています。
学習会の参加者の年齢や職業等は様々で、中には高校生も参加しています。高校生の彼が、学習会の最中に、「この学習会で使っている本を、学校でやっている朝の10分間読書で読みたいなぁ・・・本を学校に持っていきたいなぁ・・・」という言葉を発しました。
私は彼の言葉から、「本をプレゼントしたい・・・」と、強く思いました。私は上記2冊の本をセンターから購入して、その場で彼にプレゼントしました。
彼は、「いいんですか?・・ありがとうございます」と嬉しそうに言いました。
その日の夜、彼の母から私にお礼の電話がありました。加えて母から、「息子が、本に自分の名前を書いた方が自分の物って感じがするから、と、もらった本に自分の名前を書いて2冊の本を学校に持っていくリュックに入れていました」と母が私に教えてくれました。
人は、出会っていく人との関係を通して価値観が作られる。そして、その価値観に合った行動を取ろうとします。今回の彼との関係を通して、私も彼も、その関係を通して何かを感じて、次の人間関係にバトンの様に影響を与えていくんだろうなぁ・・・と、思いました。
人に何かを共有したくなることが多い最近の私です。前の自分なら一人で食べていたお菓子も、自分が食べる分が減っても欲しい人が居れば積極的に分けてみんなで一緒に食べたくなる・・・。
上記の本は、札幌カウンセリング学習センターで販売しております。 2024.12.11 (成)