心の音色…と名付けられたこのコーナー。何を書いたら良いのか、月に1度のことと言いながら、なかなか大変な作業です。改めて『心の音色』と向き合っていました。
『心に音色があるよなぁ。一つの音とか一つの色、のように単一、単純ではないし、音色になるには、強弱・リズム・高音・低音・音の長短・重なり合い…。心が音を発するのは、何かとの関係、うーん 特に人との関係があって、初めて音色になるし……。と言うより、複雑に響き合う…。』等々
今日お目にかかった若い男性(20代)は、「40代50代になった時に、『若い時は、物を知らずにいた。今になって思い出すと、恥ずかしい…。』と言えるような自分でありたい。なぜなら、そう言えるのは、人間的に成長した証であるから。」と言葉にして下さった。今の自分の未熟さを、未熟と捉え切り、そのことをも、肯定的に受け容れ、希望を持って洞察している姿は、感動的でした。この頃、ご自身と真剣に向き合って、言葉にして下さることが、多くなっています。そして、何か、しっかりとした芯が、でき上がりつつあるのを、感じさせます。自分の考えや感情に、疑問や分からなさがあると、自己完結をせずに『カウンセリングを受けたいのですが…』と声をかけてくださいます。
心の音色を、充分に響かせ合う時間でした。有り難いことです。 感謝!です。
(若)3年4月27日 筆