「駐車場を通じて・・・」
先日、カウンセリングの学習会に参加しようと、車で学習センター裏のコインパーキングに入りました。するとそのパーキング内に、一緒に学習会に参加しているAさんの車が駐車してありました。駐車場に車は数台しか無く、どの場所でも選んで駐車できる状況でした。私は「Aさんの車の隣に自分の車を駐車したい・・・」と感じました。そして、自分の気持ちのままに自分の車をAさんの車の隣に駐車しました。
車を降りてから、私の中で「よしよし・・・」と、満足感の様な感覚が湧いてきました。私は、「この感覚はなんだろう・・・」と、自分に問いかけます。と、その瞬間、私の中で「今はAさんの車の隣に自分の車を駐車したくなった。・・・これは私がAさんを受け入れている・近くに居たいという気持ちがあるから、隣に車を駐車したくなったんだよな・・・。これも関係性かな・・・人によっては、車すら近くに駐車したくない様な人間関係もあるよなぁ・・・」などの思いが自分の中でめぐっていました。そして、「Aさんに自分の車をAさんの車の隣に駐車した事を伝えたい」と考えていました。
学習センターに着くと、Aさんが既に部屋に居て「こんにちは」と、お互いに挨拶を交わします。私は、予定通りAさんへ自分の車をAさんの車の隣に駐車した事を伝えました。そして、その行動を通して「隣に車を駐車したくなる相手も居れば、車すら近くに駐車したくない様な相手も居る」など、人間関係ついて少しの間お話をしました。
しばらく時間が経過してから私の中に湧いてきたのは、「私は、相手の人が自分の車を、私の車の隣に駐車したくなる様な人でありたい」というものでした。どんな話も自分の中で留めておけば自分の中での広がりしかありません。この話も、Aさんへ自分の行動やそれに伴う気持ちなどを言葉にして伝えた事で、自分が大切にしていきたいことがはっきりしていきました。
そしてその次も、私はAさんの車の隣に私の車を駐車したのでした。
2021.9.10 (成)