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2021/12/01

こころの音色 ~日々の暮らしの中で~ 46

 今年も、後1カ月になりました。事務所のすぐ近くにある商業施設では、恒例の大きなクリスマスツリーが飾られました。我が家の近くのスーパーでは、クリスマスソングが、流れています。

 例年は、妙にせかされる気分になり、高揚感さえ感じていたのに、浮足立つ気分になって来ないのは、私だけでしょうか。コロナの長引きで、職場と家の往復だけの毎日になり、心も沈みがちな日々が続いていました。その日々が、だんだんと当たり前になって来て、沈んでいるとか、我慢している感覚もなく、これが今の私… まぁ 場に適応したと言えば適応し、心身共に身に付いたのかもしれません。

単純に年を重ねたことで、ワクワクする気持ちが薄くなった…?…でなければいいのだけれど…!!

 

 子供の頃のクリスマスが思い出されます。

 随分遠い昔、クリスマスの朝には、いつもより早くに目を覚まし、枕元に置かれたサンタさんからのプレゼントに、兄弟達で大喜びでした。プレゼントの中身は今となっては、思い出せないけれど、なぜかミカンも、二個一緒にあったのを色鮮やかに思い出します。いつとはなく、誰がサンタさんであるかを、理解していきました。

 

 私が親になってからは、母がしてくれたように、子供達に「サンタさんが来るね」と言って、親の私の方の楽しみにもなりました。息子が小学生低学年の頃のこと、友達に「サンタさんはいない。」と聞いて来て来たことがありました。少し葛藤を抱えていた息子の姿が浮かびます。

いつの頃からか、「クリスマスプレゼントは…?」「現金」となっていきました。

 

 孫が3人になった今、毎年あれやこれやコマゴマと選び、ラッピングをする楽しみを、味わっています。いつまで続けることができるのでしょうか。 「もういいよ」がやって来るのでしょうか。

 

 我が家は現在、2人と1匹の家族になって、クリスマスケーキも徐々に小さくなりました。いつの間にか、ショートケーキになってきています。  まぁ こんな感じです。

 もしも夫に「プレゼント何がいい?」と聞かれることがあったのなら「現金」と即答する?…それとも「何かねぇ…。何でもいいよ。」になるのでしょうか。

 

(若)3年11月26日 筆