「便座カバーと妻と私」
今回は私と妻のやりとりを一部紹介したいと思います。皆さん家族とどんなコミュニケーションを交わしていますか?
妻:「トイレの新しい便座カバー見た?」
私:「まだトイレ入ってないから見てない」
妻:「かわいいから、後で見てね」
私「うん」
<数時間経過・・・>
妻:「トイレの新しい便座カバー見た?」
私:「あ、さっきトイレ入ったのに見えなかった」
妻:「あんなにかわいいやつなのに、見てないんだぁ」
私:「意識がそこにいってなかったわ・・・次は見るわ」
<翌日・・・>
妻:「トイレの便座カバー見たしょ?」
私:「あ、また見てなかった・・・トイレ行って見て来るわ・・・・(カバーを見て)かわいいインコだね」
妻:「かわいいしょ」
私:「かわいいわ・・・こんな便座カバーあるんだね・・・よく探したね」
妻:「100均は色んなのあるんだわぁ」
私:「あるんだね」
このやりとりを通して私が何を感じたか・・・後で振り返ってみた。トイレに何度も入っているのに、新しい便座カバーに気づかない。しかも、妻から「カバーを見てみて」と伝えられているにも関わらず、その瞬間トイレに入ってはいるが、カバーは私の意識に上らないから見えていない。でも、見たくないとか、見なくてもいいなどとは思っていない。急ぎではないとは思いなからも、カバーへの興味はある。しかし、「見たい」という強い感情はない様な状態。カバーに対する気持ちが強くないとカバーを見るという行動になっていかないし、意識に上る事も起きない。人の意識は不思議なものだと改めて感じた。
もうひとつ、妻は私と共有したいものがあるんだぁと・・・・。一番大切な家族の言葉をしっかり受け止めようと改めて感じた。ただ、身近な人の話を聴くって、こちらの感情が動くので難しいとも私は感じています。
2022.3.11 (成)