「変化」
先日、7年ぶりに学生時代の親友と会って食事をしました。彼とは学校を卒業後も定期的に会ってお酒を飲んだり温泉に行ったり、一時期は当カウンセリング学習センター岩見沢分室で私が行っていた夜の学習会にも参加して共に学び合う間柄でもありました。
私が学生時代から持っていた彼に対するイメージは、「良い意味で人の前に出ない人・言葉数が少なく静かなんだけれど、ユーモアがあり優しく芯がある人・・・」など、その他にもありましたが良い印象を多く持っていました。
今回久しぶりに彼と会う事になり、ラインのやり取りで食事をする場所を決める時、彼から「俺、店探すよ?」と言葉がありました。私は思います「学生時代から、いや、7年前に彼に出会った時まで、彼が店を選択するという流れがほとんど無かった様な・・・ほとんど私が決めていた流れがほとんどだったかも・・・」と。ただ、今回は彼から「俺、店探すよ?」と、声をかけてもらいました。
私は彼に対して「じゃあ、お願いしようかな・・・」と、店選びをお願いしました。数日して彼からラインが届き「何が食べたい?」など、希望の確認がありました。私は「そっちが行きたいところがあればそこが良いよ」と言葉を返しました。数日後、彼から「店決めたよ」と、お店のメニューやプランが書かれた写真がラインで送られてきました。お礼を伝えて、後は当日を待つのみです。私は思います「当日は時間になったら直接店に行けば良いのかな?それとも駅等で待ち合わせかな?・・・まぁ、当日になったら何とかなるか・・」と。
すると、食事会の前日に彼から「明日は○○で○○時に待ち合わせで」という内容のラインが届きました。
食事会当日に待ち合わせ場所で会うと、お互いに「え?・・・」と、直ぐにお互いの姿を認識できない状況がありました。食事の際にこの瞬間の事を振り返り話しをしたところ、お互いの体系や目の雰囲気・顔のシワの様子など、過去から変化があり(マスクをしている事もあり)直ぐにお互いを認識出来なかったという事がわかりました。
当日は、会っていなかった時期から現在までの生活状況の変化や、過去の懐かしい思い出話し等で楽しみました。私は、当センターでこのブログを毎月15日に乗せている事を彼に伝え、「次回7月は今日の事を書くわ」と宣言しました。
私がこの当日の事を書きたくなった思いを、この文章を書くまでの間探していました。もちろん、久しぶりに出会った事に対する喜びもあります。一番書きたかった事は、「彼も私もお互いが会っていない期間に別々な場所で日々の体験から学び続ける事で、時には主導を取ること・時には引いて相手にお願いする・・・相手に決めてもらうこと、等の力をつけたんだなぁと感じた事です。過去の彼と私の関係は、私が決めて彼がそれについてくるというパターンが出来上がっていたのかもしれません。それはそれで、その時の大切な関係の流れでした。今は、お互いにその場その場で、主導もお任せも出来る関係になれたんだぁと・・・。
2022.7.7 (成)