ブログ

2020/05/01

こころの音色 ~日々の暮らしの中で~ 8

新型コロナウイルスが、猛威を振るい、心落ち着かない毎日を過ごしている。予定を立ててみても、行動に移すことはできずにいる。とにかく、感染することなく乗り切り、事務所を維持していかなければ、と考えている時に、神戸から手作りマスクが届いた。もう20年も前に、お話を聴かせて戴いた人からである。出会った時は高校生であった。長いこと地道にコツコツと活動して来たことへの、ご褒美を戴いた感じがした。有り難いことである。

その様な中、「知り合いの人で、過度のストレスからか、体に反応が出てきて …。」 と言う情報が入ってくる。他町村間の移動は、自粛により職場で強く禁止されているとのこと。せめて電話で対応を … 。しかし強いこだわりがあり、生命体の反応として、電話での話は無理とのこと。どうにもこうにもやり様がなく、踏ん張っていくしかなさそうである。

私達は自分の知覚したものに対して感情が動き、その自分の感情に更に感情が動いていく。特に不快な感情に対しては意識が向きやすく、不安が増していく。深呼吸しながら、事実を出来るだけ冷静に受け止めていこう。頭で考えたことは、自分にとって事実ではあるけれど、自分が膨らませたもので、現実ではないことを理解しよう。

見通すことができないと(先が見えないと)不安になる。頭で筋書きができないと不安になる。人はそこに恐れを感じてしまう。分からないことは、分からない。今は筋書きが出来ないと言葉にしてみよう。言葉にすることで、心の置き所が出来て来るし、少し軽くなる。次に進んで行けそうな気持にもなってくる。

生命体の力を信じ、思いを込めながら願いつつ …。

(若)2年4月25日 筆