今回も月初めに向け文章を書くことができホッとしています。『書く』と言うことをすっかり忘れていました。今回はそのことを書いてみようと思います。
6月15日突然の頭痛に見舞われました。午前中の仕事が終わり帰宅しようとしていた事務所内でのことでした。今は亡き父親が脳梗塞を患ったと言うこともあり日頃頭痛には気を付けていましたので、すぐタクシーで脳神経外科病院へ直行、40分程度で頭痛が治まったものの右耳の上部付近に2センチ程度の髄膜腫があることが判明しました。数日後の詳しい検査終了後には即手術の予約も入れました。私の年齢や家族の状況を考えると他の選択肢は全くありませんでした。
7月13日に手術し無事7月21日に退院しました。
知り合いの息子さんが同病院で看護師をしていることは知っていましたが、病棟が違うし、お目にかかることはないと考えていました。しかし手術前日の夜勤で病室に顔を出して下さり(この時が初対面でした。)手術当日の朝も点滴用の処置をして下さいました。
麻酔が切れてきて意識が飛んでいる状態で明らかに真夜中であろうと推測する中、すぐ隣の部屋から、人の足音、時々何かを静かに語り合っている声がきこえてくると、何とも言えず安心したことを、その場面を切り取った如く鮮明に覚えています。
手術そのものは詳しく丁重に説明して下さった主治医の先生にお任せし、自分でも驚くほど不安や心配がありませんでした。『生命体の働き』そこには、絶対的信頼があったように思います。むしろ心配は、家で留守番をする主人に対してであって、近くに住む娘がどれ程頼りになったか言うまでもありません。
入院中は頭痛や吐き気ふらふら感等もさることながら、それ以上に人との関係や存在に目が行く毎日でした。言語療法・理学療法・作業療法等の経験は、気力・体力・回復力の強さが、自分で考えていた以上のものと知ることができました。いいえ 考える範疇等しょせん自分の考えられる範囲で在ってそれ以上に生命体の働きは凄い。
毎日朝夕のココちゃん(犬)との散歩と、メンタルの強さは心理を仕事としているお蔭と思っています。
術後カウンセリングの仲間に『よみがえりましたよ…。』とラインを送ったら『これからのお役目が沢山あるように感じています。』と返信が来ました。どうやらその様です。
今は何よりも『健康な人間関係の在り様が大事』となってきています。『健康な人間関係』の意味を明確に自分のものとし、自分自身の態度としてお目にかかる人々とご一緒していきたいと願っています。 まぁ我が生命体に聴きながらチンタラチンタラやっていきます。
家族・カウンセリングの仲間・病院関係者様全ての人達に深く感謝申し上げます。
有難うございました。
(若)2023年7月28日 筆