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2025/07/22

ちょっと一息 133

 息子が学童保育で一緒だった仲間達7人で、富士山に登るそうだ。

昨年末に久しぶりに皆で飲み会をし、その時に富士山に登ることになったと聞いてはいたが、本当に実現させるとは、正直思っていなかった。

 

 富士山の山頂にはポストがあって、手紙を投函できるらしい。だとしたら、せっかくなのでハガキでも投函してもらいたい。

 この希望は伝えたら叶うだろうか?ハガキや切手をあらかじめ準備して、なるべく負担の無いようにすれば、面倒くさがらずに投函してくれるだろうか?

 ハガキを投函してもらうだけの事なのに、一人でいろいろと考えたり準備したりしている姿に、随分息子に気兼ねしているなぁ…と自分でもちょっと可笑しくなった。

 

 出発前に家族で食事に行く事になったので、その時に富士山の山頂からハガキを送ってもらいたい旨を思い切って伝えてみた。

 私としては、広島の母と、登った自分への記念にと、ついでに私への3通と考えていた旨も同時に伝えると、「富士山の絵葉書でなくていいの?そのつもりで考えていたけど・・・」という思いもよらない返答が返ってきた。

どうやら、お願いしなくても、絵葉書を送ることを考えていたらしい。

「そりゃ、富士山の絵葉書がいいわーありがとうね。でも登山で無理はしないでね」と伝えると、「大丈夫だし。まぁ、切手はもらっていくわ」とちゃっかりしたもんだ。

 

 山頂からハガキを送るという発想が同じだったことが嬉しかったし、直接息子と正直な気持ちをそのままやり取りすれば、「山頂からハガキでも送って~」のひとことで済んだ話だった。

 今ここでの人間関係から生まれてくるものが大事だし、それが現実の世界と学んでいるのに、自分一人で勝手に相手の事を想像して、そこに右往左往していた私だったな…と気づいて、少し恥ずかしくなった。

 

今は、皆が無事に行って、帰ってくることを願うばかりの処にいる。

                              2025.7・20(N)