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2022/04/22

ちょっと一息 56

朝の情報番組で、パントマイムに挑戦するというコーナーがあり、挑戦する前にジェスチャーとパントマイムの違いが話されていました。

私の理解した範囲ですが、ジェスチャーは伝えたい『もの』をそのまま真似て伝えて(二本の指で箸を表現など)想像してもらうのに対して、パントマイムは伝えたい『もの』に対して演者が感じた心の動きも含めて身体で表現することで、観ている人に演者の気持ちも感じて想像してもらうそうで、同じシーンでも観る人の数だけの観方があるとのことでした。

何もない場所に壁が表れ、その高さや材質をも感じてしまう動きに魅了されました。

実際に身体を動かす段階になって、「箸でラーメンを食べる処をやろうとしたのに、わからなくなって、スプーンで食べてるみたいになった。」と一人の方が話された時、「自分の身体がどのように動いているのかを気付くきっかけになりますよね。」と講師の方が答えておられました。

普段何気なく行っている所作ですが、いざ何もない所でその動きを再現するというのは、難しいことのようです。ただ、自分の身体の状態に意識を向け、自分がどの様な動きになっているのかを気づくことが出来るのは、自分だけとも言えます。

今回のパントマイムのように、きっかけがあれば自分の身体の動きに意識を向け気付くことができる。心の動きも同じだな…と思いました。

日常ではあまり意識を向けること無く生活していますが、身体や心の動きに意識を向けてみることで新たな気付きが生まれ、代わり映えしないと思っていた日常の見え方も変化してくるような気がします。

パントマイムの番組から自分に繋げては、色々と想いを巡らせている私がいました。

2022.4.20 (N)