学習会の中では、メンバーさんの日々の中での出来事(仕事のこと、家族のこと、人間関係のこと・・等々)が語られる場面が多くあります。
先日の学習会の時間でもメンバーさんが最近のことを語ってくれました。
数日前の雨風で庭のバラの蕾がほとんど落ちてしまったとのことでした。一見 何気ない日常会話のようですが・・何本かあるバラの中でも育てるのが難しい品種だったようでとても残念がっていました。「雨が降る前に1輪咲き始め、他の蕾も開きそうだったのに、、、今日かな今日かなと楽しみにしていたのにあの雨と風で落ちてしまった・・」と。
私は、マンション住まいなのでよそのお宅のお庭を眺めて素敵だなあとか、今年も綺麗に咲いたなあと感心していただけでしたが、このメンバーさんのお話をきかせてもらったことで、 庭を持っている人のお花に込めている思いや 様々な想いで育てていること、、、
(メンバーさんが)そのバラに私が想像していた以上に愛情を込めていて、咲く日を楽しみに待っていたのに、非常に残念な思いをしたことを知ることが出来ました。
カウンセリングの場面でももちろんですが、第3者の立場で見ていたり・きいているこちらにはわからない(こちらが考えている以上にだったり、考えているほどではなかったり) 当事者のその人の考え、何よりその人自身の思いや思いの強さは、 きかせてもらって 教えてもらわないと知ることが出来ないなあ と改めて感じた時間でした。
来年は ・・ 「綺麗に咲いたよ」という笑顔と言葉がきければよいなあと思っています。 (S)