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2023/05/08

ちょっと一息 81

同じ目線で

 

 昨日のことです。交差点で赤信号待ちをしていたら、交差点の先にあるガソリンスタンドの真ん前に1.2歳位の男の子とママさんが留まっているのが目にとまりました。 どうやら男の子がガソリンスタンドの中に停車している車なのか作業の様子なのか何かが気に止まったらしく、親子でガソリンスタンドの中の様子を話ながら眺めている、そんな様子でした。 

1,2歳という小さなうちから男の子は車に関するものに興味を惹かれたりするんだなぁ、と「クスッ」と笑えるような、微笑ましいような気分で眺めていたのですが、すぐに男の子の隣にいたママさんにも目がいきました。茶髪のお洒落な若いママさんでしたが、ママさんは立っているのではなく、しゃがみ込み子供と同じ目線で、子供と並んでスタンドの中の様子を一緒に見ていたのです。 そんな姿を見て「こういうことだよなあ」と・・・

 

カウンセリングの場面や大切な関係の中で、同じ方向を見ていることは基本として大事な事です。でも、同じ方向だけでは足りなくて 同じ目線の高さから見ないと見えている世界がやはり違っている。

出来るだけ相手と同じ世界を見たいと思うなら目線も同じ高さに合わせていく、とても大事な事だと考えています。 当たり前のように自然とそんな姿を見せてくれた親子にお礼を言いたくなりつつ、その横を通り過ぎていった ・・・ 昨日の1コマでした。             (S)