違和感の正体
今月初旬、主人と2泊3日で旅行に行きました。
実は昨年秋、予定を立てたものの、動くタイミングが遅く実現しなかった懸案事項でもあり、行く前から色々と思い巡らせ、楽しみにしていた旅行でした。
初日のお宿は、主人が以前に日帰り入浴で行ってとても良かったので、一緒に行こうと誘われて決めた所でした。
初めてのお宿なのに、「あれ?なんか違う…」という違和感のような感覚が私の中に出て来る場面がありました。その違和感はずっとある訳では無くて、時々私の中で湧いてきては流れて行きます。
温泉宿で、お風呂に入っている時は心地よさを満喫し、露天風呂も楽しんでいる自分にも出会えています。
「この違和感って、なんだろう…?」
私自身が体験していることを、少し俯瞰で観てみることで、その正体は明らかに…過去の体験や聞いた情報から私の中で勝手に膨らませていた(想像していた)イメージが最初にあって、それとの違いに違和感を覚えたのだと気付くことができました。
宿が悪い訳ではなく、むしろおもてなしの心は随所で感じる事ができてもいたのに、私自身がそれ以上のイメージを描いていたことで、せっかくのおもてなしも素直に受け取れていなかったのかもしれません。
残念な感じではあったけれど、どれだけ私の中でイメージを膨らませていたんだと思ったら、それが可笑しくて、笑ってしまいましたが、逆にそういったものを望んでいた自分にも気付くことができました。次回のお宿選びの選択肢に活かしていきたいと思います。
今回の旅行では、真逆の体験もしています。2日目に予定していたアクティビティ、初めてのセグウェイ体験。これは、想像以上に楽しく、大満足の体験で、また行きたいと思っています。
そうすると、これまで体験したことのない初めてについて、自分の中で勝手に色々と想像を巡らせていて、実際に起きたことと、その想像との違いに一喜一憂していたことがわかります。
これまで体験したことのない初めてということを、もう少し広くとらえてみると、未来は何が起こるか分からないという点では、これから起きる事は日々の暮らしといえども全て初めて(新しい一日・時間・関係etc…)ととらえることもできます。
事が起きる前に想像はしているかもしれないけれど、大事なのは今、目の前で起きていること、体験していること。想像した側に合わせるよりも、自分が体験していることに目を向けて修正していく方が、今を味わうことができそうです。
今回の旅は、お陰様で、目の前の現象を観て、感じて、自分がどのように動いていくかを実践する旅となり、いろんな意味で楽しむことができました。
2023・9・20(N)