松下幸之助さんの言葉
先日 ある場所で松下幸之助さんの言葉を目にする機会があった。
「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。」
という言葉だ。
カウンセリングの関わりの中でも「今」に焦点をあてる。
「今のその人の思い」を大切にしていきたいと思っているし、自分のこととしても「今」を大切にしていきたいと日々過ごしている。
過去のことは悔いるばかりでなく、時には戻れるといいのにと思うときさえあるが、どうしたって戻ることの出来ない時間だ。
未来を心配したり不安になることももちろんある。考えてしまうと不安はどんどん膨らむし心配も尽きない。どうにかなる良い考えはでてはこないし、自分が考えつかない良い考えがあるのではないかと思えて きてキリがなくなる。
そのキリがなくなる 考える時間を止(や)めて、(そうならないために 今やれること)をやる というように 手を打つことは「現在(いま)」出来ることだ。そんな「現在(いま)」の積み重ねが未来に繋がっていくし、いつしか過去にもなっていく。
どんな人にも(松下幸之助さんほどの偉人でも)悔いる過去はあるし、心配な未来があるんだなよなあと思いながら 私は私の今を大切にしていきたいと思っている。 (S)