少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
30年12月
Rさん
きのう我が家で面白いことが起きたので、聴いてください。
Nさん
まぁ 何が起きたの…?
Rさん
きのう燃えるゴミの日だったので、いつものように燃やせるゴミを集めました。夫の部屋のゴミ入れは小さな楕円のテーブルの上にあって、すぐ横にコンビニのビニール袋があったんです。中に買ったばかりの煙草が3個入っていたので、煙草はゴミ入れのすぐ隣の小物入れの籠の中に移して、ビニール袋をゴミ入れの中袋にしたんです。 で ゴミはまとめて出しに行きました。 その後少したって、夫が自分の部屋に行ってすぐ戻って来て、あまり怒ったことがない夫なのですが、怒りながら「あのビニールの袋なげたんだろう。」って。煙草が入ったままなげたと勘違いしてるなぁって思ったので「中の煙草は、横の籠に入れてあるよ。」って返事をしたら、すぐ夫は自分の部屋に戻りました。『イヤー 何さ。確認もしないで怒って』と腹ただしさが込み上げてきたけれど、そこは押さえて…。どんな顔して出て来るかなぁって、何を言うかなぁと私としては、ちょっと興味があったのね。
Nさん
うんうん 興味あるねぇ。私も何がおきたか興味津々。
Rさん
うん 興味あったの。そうしたら私の近くを通った時「いやー、見えていないと、こう言うことが起きるんだなぁ」って言ったの。
Nさん
へぇ。そぅ!そう言ったの!
Rさん
私も驚いちゃった。先日パーソナリティ理論で、知覚と行動について学んだばかりだったので…。腹立たしさよりそう言ったことに感心したわ。見えていないとすぐ目の前にあっても本人の処では、無いと言うことね。 あぁ こう言うことねぇ‥って。
< 🙂 >
個人にとって『ある』か『ない』かは、個人の知覚によると言う仮説があります。目の前にあっても知覚されないと無いになるし、知覚されると有るになります。その結果その場に対して、それぞれの反応・行動になります。そう言えば眼鏡を額の上に掛けているのに、「無い、無い」と大騒ぎする、まるで漫画のようなことが起きるのも事実です。どこまで行っても、その人が中心で、その人の知覚の世界です。
「あなたにとって、どのように見えたのですか。」
「あなたには無かったのですね。」