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2019/01/16

学習会でのひとコマ 102

少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。

                  🙂    聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ

 

学習会でのひとコマ 

2019年1月

Bさん   

 ○○○…。 言葉で表現していると、その様にしか言えない … 言いようがない … 他の言葉が見つからない、あぁ 言いながら なんか 微妙に変わっていきます。

 

Kさん    

 言葉にしながら微妙に変わっていく自分を感じておられる…。

 

Bさん  

 そぅ 何でしょうか。一つ言葉になると、その状態をもっとピッタリの言葉で言いたくなっちゃう と言うか …。 さっきは他の言葉が見つからないって言ったけれど、ちょっとそこに触れるのに抵抗があるかも…。見つからないと言うより抵抗…。何で抵抗が起きているのかしら。

 

Kさん    

 自分の状態を客観的に観て、そのまま言葉にして下さっているのが、伝わって来ています。

 

Jさん  

 その一つの言葉の生まれる処は 何か いろいろありそう。

 

Bさん  

 何か不思議な感じがします。今迄は、自分の頭の中で考えて言葉にしていたのですが、でも 今 何か自分の内側を見て、それを言葉にしている感じがします。これが私…?!

 

 

 〈 🙂 〉

  自分の内側に向かう話し方をする人と、自分に向かわずに外側や考え方ばかりを話す人が居られます。自分の内側に目が向かず自分を客観視することができなければ、「周りを変える為にはどうしたら良いか」「自分を変える為にはどう言う方法があるか。」「○○と考えるのに、そのようにならないのはなぜか。」で終始してしまいます。自己を知り、自分らしく環境に適応したりするための人格の変容は難しくなります。

  カウンセリングは言葉が手掛かりです。一つ一つの言葉にして自分を表現しています。その表現されている言葉と言葉を繋ぐその体験過程が『あるがまま』のその人自身です。人が生きて在るところは、自分の外側や考えにあるのではなく、生身で今まさに動きつつ動きつつの処です。

  傾聴する場合、話している人が自分の内側に目が向き、体験過程を感じ取っていけるようにフォーカスする援助が必要になってきます。