少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
令和元年5月
学習会でプリントに学ぶ時間がありました。そのグループは、既に何年も行われているグループで当日は6名の参加でした。
🙂
読んでみて何か心に感じたこと、動いたことがあれば、言葉にしてみてください。
(誰も発言しないが、何かそれぞれに動いている様子は伝わって来る。)
何もなければそれでは次に行きますね。 私の勉強ではないので
(プリントを更に読み進めていく。が声が出てこないので次に進もうとする。)
Оさん
あっ ちょっと待ってください。その様にサクサクと進んでいくと・・・・ 云々。
(Оさんには、何かプリントを読まれて心動かされたところがあるらしい。しかしスッと言い出さない何かの心の動きが同時にあった。)
Sさん
私もОさんと同じように考えて居たのに、言わずにいました。Оさんに言わせちゃって、申し訳ないことをしました。
🙂
Оさんはあなたに言わされた訳ではありませんよ。自主的に、深めていきたい、学びたいと言う思いで『サクサク進んでいかないで』となっています。「言わせちゃって申し訳ない」と言うのは、Оさんに対して、失礼ですよ。「言ってくださってありがとう」なら理解できますが・・・。
< 🙂 >
この会話をどのように受け止めるでしょうか。
日常生活の中で、Sさんのような言い方をけっこう耳にします。相手をおもんばかっての発言でしょうがSさんは結局の処、Оさんの心の動きを尊重せず、理解しようともせずに(人間関係を持たずに)、自分の心の動きだけで発言しています。一見相手を大事に立てて言っているように聴こえてはきますが…。
人は相手の意のままに動かされる存在ではありません。相手の考えに合った動きをしたとしても、それを自らが選択した行動です。もしあるとすれば、非常に強い力で押さえつけられている関係であって、とても問題です。