少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
令和元年9月
Aさん
自分と他者の区別がついて来て、「あぁ そちらの感情、思いがそうなのねぇ」って、相手のこととして、聴かせていただけるようになって来たのですが…。 しかし なぜだか、兄弟や身近な人の話しは、客観的に聴くことができずに、感情が強く動いてしまいますよねぇ。
Bさん
うんうん 身近な人の話は、客観的にその人の世界のこととして、聴くことができない。
そぅ なぜなのかなぁって。 Aさんの、感情が強く動く処、もう少し分かりたいのだけれど…。
Aさん
瞬間に自分の感情が湧き出て来て、相手の話を聴く処ではなくて、もぅ 言いたくなってしまう。
Bさん
言いたくなるって、相手の話ではなく、自分に湧いてきたところを、伝えたくなってしまう…。
Aさん
そうなのよ。もぅその時点で、自分の感情や考えが、瞬間に湧いてきてしまう。自分と相手の距離間が、つかなくなってしまう、そんな感じです。
Cさん
身近な人と、そうでない人との関係の違いって、ありますよね。近い関係だったら、相手に対して、瞬間に様々な感情が動きやすくて…。
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『情動の強さは、自己が関与する度合いによって測られる』と言う仮説があります。
自分と他者の区別がついてきて、違いを違いとして認め尊重することが身についてくると、相手の世界に巻き込まれることが、少なくなります。
『傾聴』は巻き込まれずに『あたかも、その人のように聴き入る』ことであり、人格の変容にとって重要な条件です。