少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
28年12月
Gさん
学習会に参加してから3年程になるのですが、『心で聴く』と言うことを実感として知る体験ができました。 今迄も聴いていたと思っていましたが、それはここで(頭に手を当てながら)聞いていて、ここでは(胸の処を軽く手でたたきながら)聴いていなかった。
Yさん
ここで(頭に手を当てながら)聞いていて、ここでは(胸の処を手でたたきながら)聴いていなかったなぁって。『聞く』と『聴く』の違いが、体感として、理解できたと伝わってきましたよ。凄く嬉しいって、私の方に伝わって来るんですけれど…。
Gさん
そうそうそう。そうなんです。考えてとか、頭をつかって理解する、そういう聞き方をずっとして来たなぁって。それで相手の気持ちを聴くことができていると、思っていました。でも『心で聴く』のは、全然違っていました。頭で聞くと相手の言っていることに、○×を付けたくなっちゃうし、自分の考えを言いたくなってしまう。
Yさん
そうそう。 頭を使って人の話を聞くと、良い・悪いとか、正しい・間違っていると言う、聞き手の判断が起こるし、そうすると自分の考えや意見を言いたくなっちゃいますよね。 『自分の考え』と今言った・・・そう・・・頭で考えている処なんですよね。
Gさん
相手が、自分の気持をそのまんま聴いてくれると、分かってくれたなぁ・・・伝わっていったなぁ・・・と感じるし、相手の人の気持ちをそのまんま聴けると、何かわからないけど、思わずハグしたくなっちゃう。考えてそうなるのではないんだよねぇ。伝わって来るんだよねぇ…。
🙂 自分の気持を分かってくれない。或はいくら言っても、伝わっていかないと、言葉になる人々に出会うことがあります。また雄弁に状況の説明をして下さるのに、そのことに対して、どのような気持ちが湧いているのか、こちらには全く伝わってこないという経験も、沢山します。「あなたの気持ちをこのように受け止めましたが、よろしいですか・・・」と確認をすると、思ってもいない気持ちでいることの返答であったりもします。「今どのような気持ちですか・・・」と問いかけると、考え方を次々と話し始め、『考え』と『感情』の区別がついていないと言う状況にも、とても多く出会います。
場をどのようにか知覚し、感情が動き、理解したかは人それぞれです。
生きて在る、生身の自分を大切にしていきたい。
たった今、体験して動いた自分の情動を、そのまま戴きたい。