少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
29年3月
学習会では、基本的な理論や人間関係論等の学びを終了した人達が、ロールプレイングの実際を学びます。積極的傾聴法を基に、聴き手と話し手になって、実際に相手の話を、傾聴させて戴きます。話し手は自分を語り、そのままを聴き手の人に受け止めてもらうことによって、様々なことに気が付いていきます。
話し手の人が、実際に語られたところを、そのままの流れで書き留めてみました。
Aさん
先日妹と話をしました。私達は、淋しい人生だよねぇって…。
自分のしたいようにして生きて来たけれど、人と繋がってとか、広げていく生き方ではなかった。
人に弱い面を見せたくないし…。
最近この年になって、生きることは自分一人で、グイグイできるものではないと気が付いて…
相手も在って自分も在って、それで生きることができる…。
カウンセリングだけではなくて、日常の関係性でも言えることなのだけれど、人との関係性はとても大事なことだと思うようになってきた。
一人ではできない。一人じゃ関係にならない。
一緒に居る相手との関係をどうしたいと自分が思っているのか。友好的で居たいと思っていても無理やりできることではないし、お互いのやり取りがとても大事…。何かその辺を大事にやりたいなぁ。
良し悪しの処ではなく…。そう 良し悪しではなくて…。
🙂 素直に本音の自分を観て、言葉にできる恐れの無い関係を創っていくには、カウンセラーの態度がとても大事になります。この関係そのものが、話し手の人が、まさに『そういう人になりたい』と願っている関係そのものであり、体験過程でもあります。