少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
29年6月
Bさん
どうして私は嫌なことばかり起きるんだろう…。皆と違って、自分はどうしてこうなんだろうと思っちゃう。他の人達のように、自分はどうして出来ないのか。出来ない自分は、駄目なんだよねぇ…。
Nさん
皆と同じように出来ない自分は駄目なんだって考えているの?
Bさん
あまりにイヤーなことが多かったり、続いたりしちゃうと、自分は駄目だなぁと思ってしまう。
Aさん
どうして私ばかりって…。どうして私はこうなんだろうって。
Bさん
皆は、そんなに辛い、イヤーなことは無いでしょう。 皆幸せそうに見えるし…。
Aさん
皆って言い方はあるけれど、『皆』って誰のことなのかなぁ…。皆は辛くイヤーなことが無くて、幸せそうに見えちゃうし、そんなふうに言わさってしまうBさんなんだねぇ。
Nさん
私は、確かに安定している時もありますけれど…。辛くイヤーな話しをしないだけで…。
Aさん
Bさんには、何かいろいろ体験したことで、イヤーな感情が湧いてきているのね。それをBさんが思う、皆のように受けとめ、安定ができたらと考えても、どうもそのようにはできないなぁ…。そんな感じで良いですか。
Bさん
そうです。
Nさん
うん そうねぇ。Bさんの中で起きていて、Bさんの中で考えている…。
🙂 起きたことに対して、どの様に観えて、観えたことにどのような感情が動いたのかは、その人の処。それぞれ違って当たり前。違うからこそ『他者との比較』が起こり、『同じようになりたい』『自分は駄目』『あの人よりはもっと』…と言葉になります。違っているからこそ、一人一人が尊い大切な存在です。
頭で理解していても、たった今の自分を心から認め、そうなっている『人』になることは難しい、とつくづく思います。