少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
29年7月
Eさん
『人の心は、分からないものだ。分からないから教えて戴こう。分かり得る人は、本人だけなのだ』と今学んで、衝撃を受けています。 ず~と『分かってあげることが良いことで、分からないことは駄目なのだ』と思ってきました。分かってあげようとすると、自分と考え方が違うので、聞いている自分が苦しくなるし、無理をして分かってあげるのはストレスが溜まってしまう。溜まってしまうと人間関係もまずくなるし、分かってあげられない自分が駄目だと思ってしまいます。だから人と接触することが凄く辛くなって、感情を出さないように、余計な事は言わないようにと、自分を守って来て…。周りの人達には怖い人と思われてきました。
でも今、分からなくても良いし、分からないものなのだと理解できると、人との関係も少し持っても良いかなぁと思い始めています。
🙂 分かると言うのは、分かる人が自分の知識体験等を通して、推し測り、想像しながら分かると言うことです。(外側からの理解)人は自分が中心であって、自分を分かり得る人は、その人だけです。そして、一つの言葉でくくり分かってしまうと、もっと様々な見方ができるのに、他は無いものになってしまいます。
理解するとはunderstandingと書きます。下に立って…そして現在進行形…です。『分かってあげる』となるその態度はすでに、自分の立ち位置が相手より上で、不遜の態度がにおいます。相手は『駄目な人・出来ない人。分かってあげなければならない人』 そんなことはありません。人は自分で自分になっていく力がもともと備わっています。その力が十分に働き出すように、援助の関係を持たせて戴きたいと思っています。 ➡ empathic understanding