少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
29年10月
Aさん
何か問題が起きた時の自分を振り返ってみると、いつも目標を目当てに、前向きに一生懸命やって来た感じがします。( 日常での様々な出来事と、それに対する考えが語られました。)
Bさん
Aさんの前向きな一生懸命さが伝わってきました。
私の場合は、前に向かって進んでいくというより、やって来るのを立ち止まって受け留めていく、そんな感じです。( 職場での話が語られました。)
🙂
Aさんの話し方や話の内容から、前に向かおうとするエネルギーの強さが、伝わってきています。またBさんのお話からは、やって来るものに委ねていく。そこに、よりエネルギーを使っているのが伝わってきました。何かそれぞれのエネルギーの使い方と言うのでしょうか、その人独特の、動きがあるのだなぁと、とても興味深い感じがしています。
Aさん
『こんなことでは駄目だ。ああなりたい、こうなりたい』と、苦しみながら何とかしようと、体がもうそのように、向かっていってしまう。
Bさん
Aさんの先に先にという思いや動きを感じています。私の場合は、何とかしようと動くのではなくて、やって来たものに対して受身的になっちゃって、相手に会わせることに一生懸命になる感じです。
🙂
それぞれの、ご自分のところを別な方向から見ると、どのようになるのでしょうか。
Bさん
すぐ相手に合わせていこうと考えるので、自ら立ち向かっていく力の出し方は、少ないし、弱いかも…。
🙂
なにか、立ち向かっていく力は少ないし弱い感じ…。
Aさん
そう言われると、私は何とか変えていこうという方向に、とっさに視点がいきやすいので、足元をじっくり観ることは少ないかも…。
🙂 物事は360度あらゆる方向から観ることができるのですが、自分が見ている方向は、一つの方向からのみです。それはその人にとっては、正解であり、真実ですが、思い込んで固定化されると、他の見方や感じ方は、無いものになってしまいます。
しかし反対から見ると、全く違うものになります。反対から観てどの様であるかを知ることは、自らの視野を広げ、自分を豊かに育てるきっかけにもなります。
物事は、表裏一体。裏と言いながら裏側からするとそれは表でもあります。プラスも反対から見るとマイナスになり、マイナスも見方を変えるとプラスになります。