少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
29年10月
Cさん
学習会に参加して数カ月経ちました。自分がいかに自分の気持ちを伝えていなかったか、分かってきました。考えと気持ちの区別が全然ついていなかったし、区別なんか考えたこともなかったです。考えを一生懸命伝えていて、『誰も自分の気持を分かってくれない』って勝手に思い込んで居ました。分かってもらえないので、ますます考え方に理屈をつけて説明していました。
そのようなことが繰り返されると、人がどんどん信じられなくなって…。
気持を言葉にしていないのに、気持ちを分かってほしいって。それは無理なことですよね
Aさん
考えは伝えていたけれど、気持ちは伝えていなかったなぁって。区別もついていなかったし、考えと気持ちが違うということも、考えたことなかったって…。うんうん そう 私もです。
Xさん
考え方に理屈をつけて頑張って主張する姿に、何か言わずにはいられないのだろうなぁとは伝わってきますけれど。言わずにはいられない何かは、聴いている方には、分からない…。
Cさん
そうなんですよね。それなのに、気持ちを分かってもらえない、分かってほしいって。
ここで学んで気が付いたのですけれど「どのような気持ちなのですか」と聞かれても、自分では自分の気持がよく分からず、言葉にすることができない時が時々あります。素直に感情を言葉にしている人を見ると、すごくうらやましいです。
Xさん
うらやましいって・・・。それって気持ちですよね。
Cさん
あっ そうね。
Xさん
考えると頭を使い説明し始めちゃう。そうしたら湧いている感情からどんどん離れていっちゃって、話が別な方向に進んでしまう感じがします。
Aさん
それにしても、私達は事柄や状況説明をしている中に、感情や想いを込めたり、考えを入れたりして話していますよね。なんだか聴くって、とても難しいです。
🙂 言葉にはその人の心が込められています。明確な区別なく刻々と変化していく話を、事柄・気持ち・考えにその時々添いながら傾聴するのは、大変難しいと実感しています。感性をみがきながら、人知れず地道な努力と多くの葛藤と…。技術はそこに付いてくる…そう思っています。