少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
30年3月
Xさん
今日のプリントに『内側からの理解』と、『外側からの理解』と言う言葉が出てきて結構ショックです。日常生活では外側からの理解ばかりで、それで相手を分かっていると思い込んで居ました。
Yさん
そうね 学習会に参加して、自分の持っている枠組みで相手の話を勝手に推測・分析しながら聞いていることや、それで相手の話をちゃんと聞いていると思い込んでいたことがよ〜く分かりました。
Xさん
自分の枠で聞くってそう言うことだったのね。自分なりの理解や解釈なので、相手の話ではないですよねぇ。自分の分かり方で分かったってことなのね…。だから同じ場所に居て同じ話を聞いていても、皆それぞれの理解をして、もめたりして…。
Yさん
今もそうだけど、自分の頭の中であれこれ考えを巡らせて理解している感じがする。Xさんの話はきっかけになっているけれど、私の場合はとか、自分の経験では…ってすぐ頭の中で考えを膨らませちゃっている感じです。そして、違うとか同じとかってやっちゃっています。
Оさん
聞いている人の基準や思いなので、話している人の話ではないですよねぇ。こういうことがこのプリントの『外側からの理解』なのですね。 いつもやっている、やっている。
Yさん
常識的には…とか、普通は…とか、とっさに自分の考えで相手の話を判断して分かってしまい、話している人の思いや考えにはぜんぜん目がいっていなかった感じです。
Оさん
本人に確認や訊ねもしないで『あの人ああいう人だから…』とか。
Xさん
子供に聞いてみるとか確認をしていないのに、自分が推測していることが子供にとっての事実のように話しちゃっているかも。 言えるはずよね。自分の話だから。
Оさん
難しい。 じゃ〜 どうしたら内側からの理解になるのかしら…。
🙂
今の皆さんの会話も相手の話がきっかけになって、自分に聞えた処を自分なりに膨らませて聞きたい様に聞き、言いたいことを言っておられました。日常の会話の多くはそのようですね。
『傾聴と言う言葉で…内側からの理解をしよう』とするならば、まず相手の話を自分がどのよう
に聴き受け止めたのかを言葉にしてほしい。『相手の方が使っている言葉を大事にしつつ、語っている人の考え気持ちを分かりたいと言う態度・姿勢で応じる』と、日常会話とは違った言葉遣いになってくると思いますが…。いかがでしょうか。
Xさん
相手が使った言葉を大事にして、相手を分かりたいと言う態度で応じると違った言葉遣いになってくる…で良いでしょうか。
🙂
Xさんは、私の話をそのように聴いて下さったのですね。 『相手が使った言葉を大事にして』ではなく『大事にしつつ』と言いたいです。
Xさん
大事にしつつ…ですか。
🙂
はい そうです。『大事にして』 と 『大事にしつつ』では私の中では、かなり違っています。