少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ
学習会でのひとコマ
30年3月
Aさん
家族の間でいろいろ話す機会がありました。とても大切な、結構切羽詰まった内容だったのですが、後で振り返ると、全然子供の話を聴いていなかったなぁって…。反省しています。
Bさん
聴いて貰えてないって言われたの?そんな感じが子供さんから伝わって来ていたの?
Aさん
いいえ 言われた訳でも、子供から分かってもらえていないって伝わって来た訳でもないけど、後で考えるとあの時「○○○」って言葉を返してあげていたらって……。
Cさん
後で考えると、考えだからいろいろ出るね。
🙂
その時あなたの気持ちは何も動かなかったのですか。それとも言いたいことがあるのに言えなかったと言うことですか。
Aさん
子供が自分の至らなさを悔いて苦しんでいたのですが、その姿を観て・・・言葉にならなかった、
🙂
言葉にならなかった…それがその時の素直なあなたの気持ち、在りようだったのですね。
Aさん
そうです。何も言えなかった…。言いたくても、私自身が涙になりそうで…。
🙂
言葉にはならない・・・何も言えなかったのね。その時はそのまんま…。
Bさん
そのあなたの態度姿勢は、十分伝わっていっているのでは。 <その後やり取りが続いた。>
🙂
私達が話していることはほんの少ししか言葉にできていないし、ほんの少ししか相手に伝わっていかない。言葉にならない言葉( 関係性 態度 姿勢 雰囲気等 )のほうが多く相手に伝わっていくし、聞く人側の聞き様にお任せするしかない。
傾聴はただ音声になっている言葉を聴いている訳ではない。時々オウム返しと言う人がおられるが、言葉を表面的に聞くとそうではあるが、全く違うことが聴き手の中で起きている。
話しは、心の動き、情動、考えを言葉に乗せて発せられている。音声言語・身体言語で表現されている言葉を手掛かりに、相手の情動を相手のままに感じ取って、受け止めて差し上げたい。