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2009/12/20

エンカウンターグループ研修会 感想 2

初めてのエンカウンターグループ研修会の参加でした。4日間という長時間の参加、何をするのだろう?どんな感じなのだろう?何人位集まるのだろう?と、期待と不安の中での参加でした。

1日目、一番乗り、座布団を敷き席決め、落ち着きなく、お茶を飲んだり立ったり座ったり、そうこうしている間に人が集まりだし、いよいよ10時スタートです。

若狭先生の「それでは始めます。」の声・・・しかし始まってないではないか、いつ始まるの?私の最初の心の叫びでした。もしかしたらこれで始まっているか、自己紹介等は無いのか、先生は何も話してくれないのか、皆怖い顔をして下を向いている、奇妙な感じ、気持ち悪い、こんな渦に巻き込まれないようにしなければと、私はひとりの世界に入っていました。「エンカウンターって何だろう?」ここに居なければならない理由が分からなく、他の人は意味が分かっているからここに居るのだろうと思い、訪ねてみました。休憩時間の雑談の中での質問と思っていたところ、そのままエンカウンターが始まり、私の初めての言葉になりました。若狭先生が応えてくださったエンカウンターとは、言葉通りに取るなら「出会い」、私との出会い、貴方との出会い、グループとの出会い・・・その言葉には何か深いものがあるらしいと感じましたが、居心地の悪さはそのままでした。

1日目が終わり、とても嫌な重苦しい感じのまま帰宅、「エンカウンターとは気持ちが悪く、どこかに自分を持って行かれそうな恐怖の場」というのが私の1日目のエンカウンターでした。

翌朝も気分がすぐれませんでしたが、4日間もこんなのは嫌だ、楽しまなくては、見届けてやるといった挑戦的な気持ちで臨みました。席も違うところに取り、心機一転です。若狭先生のお隣という事もあり、私がボソボソと言った言葉を先生が拾ってくださり、グループの仲間入りが出来た様な気分が味わえました。その後、何故か皆さんの言葉を聴くという事も何となく感じられるような気がして来、興奮のまま2日目が終わりました。

3日目はカウンセリングの聴くという事を自分なりに意識してみました。自分を無にして相手の言葉を聴く・・・だんだん楽しくなり、絶好調に楽しみ興奮していました。そして最後の衝撃的な場面です、怖いという感じより凄いと感じられました、最終的には言葉ではなく、ものすごく強い気持ち、心、思いが相手に伝わるのかな?と感じました。

この日私は言葉に成らなかったものの、もの凄い一体感を感じグループ全体が一つになっている気がしました。

最終日はただただ皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
全体の流れとして、先生との雑談の中でお聞きした「起承転結」、グループにもあるのよと言われましたが、まさに私自身であったと思いました。

さらに今回、私が学ばせていただいた事柄としては、「無心に生命の声に耳を傾け 貴方に、私は私を得 私に、貴方は貴方を得」のところの、無心に生命の声を聴くというところが学習の時にも言われる相手の内側を聴かせてもらう、無にして聴くというのが理解出来ず、どうしても自分なりのシチュエーションを想定しながら思いを感じることしか出来ませんでした。が今回、自分を無にするという感覚が分かったような気がしました。

しかし私が言葉に成らなかったのは聴く事の先にある何かに至らなかった事にあると思います。この方はこの様に思っているのかな?ここはどういう意味なのだろう?とは思いましたが、この方を知りたい、教えてくださいという思いにはならなかった所ではないかと思うのです。貴方に私を得る 私に貴方を得る 今の私の感じ方、思い方を大切にしながら相手の事も同様に、互いに感じ会う事なのでしょうか、まだまだ深い先がある様に思われます。

この度の研修会に参加の皆さんに感謝しつつ更に学ばせていただきたいと思います。

Y.O