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2012/06/03

エンカウンター感想

去る5月3日、4日に行われたエンカウンターグループ研修会の感想を参加された方から頂きました。

ミニエンカウンター(5月3日・4日)

人生2回目のエンカウンターに参加しました。今回は、“ミニ”ということで2日間のみでしたが、やはり参加してみて良かった!と思いました。
初めて参加したときは、何も考えずにとにかく飛び込んでみた!みたいな感じでしたので、参加中は、好奇心とビギナー感を楽しんでいました。自分の中が静けさと騒がしさのオーケストラのようだったことを思い出します。

今回は、申し込みのとき、少し考えてから参加しました。おそらく、参加したほうが私にとって良いのか、悪いのかという損得を計算していたように思います。始まってからも、緊張もしていましたが、何か自分の中が鈍い感じで「私は、なぜここにいるのかな・・・。」などと考えていて、場違いな気分で座っていました。

1日目は、午後になって、そんな私をどうしても破りたくなってしまい、突然声を発してしまいました。何の話題もなかったのですが、どうしていいかわからないこの状態をとにかくなんとかしたかったのです。それから、少しずつ楽になって「あ~もう大丈夫。良かった。」と想いました。

話したいことが特に何もないときのほうが、自分から出ていくことが難しいように感じました。また、誰かの話を聴かせてもらっているときは、自分の中に何らかの気持ちや言葉が動いていても自分のことではない想いや言葉を遠くから眺めているようで、とても鈍く感じ、それを自分の口から発することが機能していないようでした。

普段私は、日常のなかで実際に経験したことや、強く湧き上がる気持ちなどを、言葉にしたり誰かに伝えたりすることは、とても自然なこととしてとらえているのですが、カウンセリング的な関わりの中で人の話を聴かせてもらっているときは、なんだか違う感じになるのです。当たり前なのかもしれませんが、私にはとても難しくて不思議で、「深いな~。」と想ってしまいます。

2日目になると、とても自然にその場所にいることができました。ひとつひとつの人の言葉が温かいと感じたり、自分の中から湧き出る想いを言葉にできたり、体が震える生身の自分を感じたり、あの空間の一部になれた感じがしました。

そんな訳で、やっぱり参加してみて良かった!となりました。大先生はじめ、参加されたすべてのかたに感謝です!