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2012/12/17

中学生来所・11

今年も札幌市内の中学生が、授業 (インタビュー活動) の一貫として来所されました。カウンセリング事業に興味・関心を頂き、また直接お目にかかってお話ができる機会を持てますことを、大変うれしく思っていま す。
時間が正味一時間程度なので、事前に質問内容に、お返事を書かせて頂きました。
お返事の内容は、あくまでも作成日の思いや考えであります。

(代表 若狭恵美子)

質問11 人を安心させる方法は?

方法と言われると、技術的なものがあるように思いますが、私達はその時々自分ができること、自分が自然と振る舞っていけることしかできません。上手くやろうとか、教えてもらったからその通りにしようとしても、なぜかぎこちなかったり、しようとすればする程ますます緊張してしまったりしますね。何か方法をと いうより、相手を思いやる気持ちがあって、心から接していれば、そのまま相手に伝わっていくのではないでしょうか。
まずは、自分がその場で安心できているかどうか、自分が安心していないのに、相手を安心させることは難しいです。人との関係は一方的なものではなく、またどこかに『安心』があるものでもありません。その時々に、お互いの気持ちが伝わりあって『安心』になっていくものです。
自分が「安心した~」「ほっとする~」と感じた時は、周りの人は、どんな動きをしてくれましたか。体験を通し実感していってほしいです。また「安心できない~」も体験しないと、「安心した~」がよく分かりません。
心豊かになるとは、不快な感情も、心地よい感情も両方必要です。

安心したいのは、人ではなくて自分だったりして!