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2013/11/01

学習テーマから

人間とはどのような存在か

「人間とは」 について時間をかけて考えてみたが、テーマが大きすぎていまいち閃かないので、辞書などを用いて調べてみることにした。一般的な辞典類で調べたところ、 「人間」 という語の解説について以下の通りのようなことを挙げていた。

1. 社会的な存在として、人格を中心にとらえたひと。またはその全体。

2. 人柄・人格 ( 「人間ができている」 などのように使う)

3. 人類

4. 人の住むところ。世の中。世間。人間 (じんかん)。

また「人間」とは関係性に着目するために 「人─間 (あいだ) 」 という名称があてられたとされているとのことであった。

「人間」 と調べただけでも、上記の多くの項目で個別的な意味合いの解説よりも、集団や社会などの言葉を用いた解説が多くみられ、「人間」という名称があてられたとされる解説からも、人間とは個の自我や人格も含まれるが、他者との関わりが前提にあることがイメージできる。

上記のことを踏まえて考えた結果、他者との関わりがなければ人間とは言えないのかとの疑問が生まれたので考察してみようと思う。ここで思いつくのが、何らかの理由 (監禁、幽閉等) で幼少時などに社会との関わりがなかった例である。専門外なので誤解があるかもしれないが、報道などで上記のような事件があり発見された際に先天的な障害や病気が無いにもかかわらず高い確率で言語や身体機能、感覚機能などの発達の遅れなどが指摘される印象がある。幼少期にそういった特殊な環境に置かれたことを考えると当然なのかもしれないが、そのまま放置された場合のことを考えると、自我や人格といった部分も形成されにくいとも考えられる。したがって人とはいえるが人間とは言えないのかもしれないと考える。

以上のことから、人間とは何かと考えると個である自我や人格を形成するにも他者との関わりが必要であることから、社会等の集団の中にある個人なのではないかと考える。

≪Y≫