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2022/02/22

ちょっと一息 52

 私の母は、ホームページに文章を書いていることを伝えた時から、毎回読んで感想を送ってくれます。反応があるのは、たとえ身内のひいき目であったとしても、嬉しく、ありがたいものです。

 

 以前、感想の最後に「日常の出来事を文章に出来て凄いですね。」という一文がありました。

 

 文章を書くことに苦手意識がとても強い母ならではのこの一文を、母にとっては凄いと感じることなんだなぁという受け取りと、自分に起きた身近な出来事を自分の事として文章にしていくことを心掛けていることが少しは伝わっているのかなぁという気持ちで読みました。

 

 日常におきる出来事の中で色々と感じ、考えたりしているのは、全て自分の中で起きていて、そのようになる自分なのだということを余り意識しないで生活しています。同じ出来事が起きても、それをどの様に捉え、感じ、考えたりしているのかは、それぞれの人の中で起きているので、確認してみないと分からない処でもあります。

 私の文章を読んでくださる方々が、どの様に読んでおられるかは、母以外は確認するすべもなく、分からないまま書き続けていますが、『へ~』だったり、『私だったらどうかな?』だったり、『それは変だ』など、自分自身の中で動きが起きているのだとすれば、私の文章を読んで、感じて動かれたあなたの処になります。

 その感じたり、考えたりする処が自分らしさに繋がる大事にしていきたい処ですし、それを大事に聴き合い伝え合う関係を持ちたいと思っています。

 

 日常の出来事を文章にするこの役目があることで、自分の中で起きている様々な動きに意識を向けるきっかけをいただきました。そして、自分の事なのに案外わかってなかったな…という気付きにも繋がっています。

 

  2022・2・19(N)