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2019/11/15

学習会でのひとコマ 122

少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。

                                 🙂  聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ

 

学習会でのひとコマ

令和元年11月

Оさん  

 先程転職の話になっていましたが、自分の場合、結構何カ所も転職していて、短い期間だった時もありました。職を選ぶ時に、自分に合った仕事かどうかより、条件の方に目が行き ……

給料がいくら以上とか …でした。そして、すぐ仕事を変わる自分は、駄目だと思っていたのですが、今はその体験があったからこそ、職業を選ぶ時の考え方が、変わったと思えています。

 

Xさん  

 以前と今では、考え方が変わったのですね。

 

Оさん   

 はい そぅです。

(この話は、Оさんの気持ちや考えが深まることもなく、ここで終わりました。)

 

🙂

 Xさんの応答は、全体を大きく括っています。間違っていないので、Оさんは、「そうです」と答えて話は終わってしまいました。日常は、このような会話が多く見受けられます。相手の、その話をしたくなっている、気持ちや情動には、焦点が当てられていません。表面的な大雑把に括られた受け取り様なので、話している人に、自分を観ることが起きません。

 傾聴は、話している人が、自分を客観視( 自己を知る )していくところに、援助していくという目的があります。カウンセラーの応答が、どこに焦点付されているかが、大事になってきます。それは、何処に焦点を当てて、傾聴しているかと言うことでもあります。