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2016/08/01

学習会でのひとコマ 45

少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。
 🙂 聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ

学習会でのひとコマ

28年7月22日

Sさん  

 何か起きて、悩んだり考えたりする、そのことが、心の成長に繋がっていると、資料には書かれていますけれど、ついつい面倒だったり、聞いた方が早かったりして…。自分では考えたりせずに、すぐ人に聞いてしまう。

Kさん   

  悩んだり考えることが 心の成長って言われているけれど、ついつい面倒だったり、分からなかったりすると、考えずに聞いてしまう自分だなぁって…。分かっている人に聞いた方が早いし、
分かっている方としては、教えた方が早いし…。

Sさん  

 そう。聞いちゃったり、委ねたりしてしまうんですよね。そうすると楽だから…。そう言えば職場では、他の人が間違いを起こした時には、それを指摘して、やり方だけを言うことがとても多くて、間違いを一緒に検討していくとか、考えていく等していないです。だから同じような間違いが繰り返されることが多いですよねぇ。言われたことだけに反応している感じです。自分で考えずにすぐ、聞いてくるし…。

Dさん  

 間違いを一緒に検討していくとか、考えていくと、少し時間がかかるけれど、その人にとって、何処が分からないのか、何が不得意なのかが理解できるし、考える力が身に付きますよね。

Kさん  

 少し時間がかかるけれど、考える力が付く。  楽なことは気持ちも揺れないし、でも楽だけでは心の成長につながらないと言うことですねぇ。

Sさん  

 楽をしたいけれど、ちっとも進歩しない自分は、もっと嫌ですね。

🙂

 ちっとも進歩しない自分は、もっと嫌……。その言葉から、成長したい、前進したいという想いが伝わってきました。……もっと嫌?
           (この後も心の成長の話が続きました。)

 

             🙂 文章を書く時に、起承転結の書き方が大事ですが、日常に起こる様々な出来事も、同じことだと思っています。起きたことを受けて、自分自身で色々な方向から観たり調べたり考えたりする承、そして転じて結論を出し自分で行動する。この承・転のプロセスが、物事を深く観たり、様々な方向から考えたりする力になるし、心の成長といっても良いと思っています。
何か起きた時に親が(他者が)あれこれ考えてあげて親が(他者が)良いと思うことの結論を出して、「さぁ その通り行動しなさい。」等としていると、折角の成長していく大事な時を失ってしまうことになります。一緒に『あれやこれや・ああでもない・こうでもない』ができたら、双方共に育ち、
その関係が生きる力になりますよ。

聴き方の学習会では、共に心の成長が起きる『場づくり・関係づくり』……起承転結のプロセス!?……を体験的に学んでいます。