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2019/03/15

学習会でのひとコマ 106

少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。

                          🙂    聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ

 

学習会でのひとコマ 

2019年3月  

Aさん  

 皆さんの話のやり取りを聞いていて、夫とのことを思い出していました。

 よく起きることなのですが、夫が「○○○なんだ」と言ってくることがあって、それに対して私が「こうこうこうなんでしょう。」って返事をすると「いや そうではない。こうなんだ」って返して来るのね。それに対して私も「そうではなくてこうでしょう。」とか、どんどん言い合いになって、喧嘩になってしまうことがあります。

 

Bさん   

 相手の話を聴いていると言うより、聞く側の価値観で聞いちゃうと『自分とは違う』相手の話を相手のこととして聴けなくなっちゃいますよね。それも関係が近いと余計に。

 

Aさん  

 そうです、だから言い合えば言い合うほど違いが積み重なって、ますます分かり合えずに喧嘩になってしまうことが多いです。

🙂

 ご主人が「いや違う、そうではなくて」と言える関係は大事なことだなぁって。しかし「違う」と言われたAさんが、『あぁそうなんだねぇ』にならずに頑張ってしまう。何がそこに湧くのでしょうねぇ。  Aさんの中の何に触れるのでしょうねぇ。

 

 

<  🙂  > 

 『お一人お一人違う。違うことが尊いこと』と何度も何度も繰り返し体験しては学んで・・・。しかしいざ違う考えや感じ方に出会うと「えぇー!」になっちゃう。そこに『○や×』を付けながら。

 相手の考えや気持ちは、相手でないと分からないのに、聞いている方が勝手に分かってしまう。お互いに、自分の勝手な分かりで確認もせず言い合っていては、何処まで行っても分かり合えずに、溝が深まるだけ。 日常の人間関係で何と多いことか。

 

 『違いを違いとして認め合いましょう。』と言う言葉がしょっちゅう行き来するのは、人間なかなかそのようには、できないから…。

 

 私には大切な、そして重たい言葉 ! !