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2020/09/22

ちょっと一息 18

風にゆれる笹竹を見て

 月に一度お伺いしている場所は、少し小高い山の上にあります。

先日、早めに到着して、何気なく窓から外を見ていると、裏山の笹竹の群生と木々の枝葉が風に揺れていました。

 その日は時折風が強く吹いていて、その都度、風が通り抜ける様子を笹竹や木の葉の動きから感じられます。

強く吹いているときは、その強さや流れに任せて大きくしなり、風が止めば元の状態へ戻る。風の吹くまま自在に動くその様から目が離せなくなりました。

 『しっかりと根を張って立ち、その時の状況に柔軟に対応し、折れないしなやかさ。一本筋が通っていて、ブレない強さ』

笹竹や木々の枝葉たちを見ながら、想いを巡らせている私がいました。

 ずっと見ていると、なんだかその動きが、スポーツ観戦で起きるウエーブの様にも見えてきて…まるで応援してくれているようです。「よっしゃ。やりますか」と気合を入れるきっかけにもなりました。

笹竹の動きを見る自分の中で色々な感情が動き、刻々と変化して行っていることを感じた時間。そしてそれは、私にとって心地よい時間の流れでした。

笹竹や木々の枝葉たちに、「ありがとうね」と伝えてからその場を後にしました。

  2020.9.7(N)