訓練から

 

先日、地下鉄に乗った時のことです。乗車して扉が閉まると同時に　「お客様にお知らせいたします、　駅を出発しましたら　訓練の為、徐行運転に入ります。」というようなアナウンスが流れました。すぐに徐行運転に入り、そこから徐々に加速していきました。アナウンスを聞いたからか、加速の具合がぎこちないような気もするような・・アナウンスを入れた上司（又は先輩運転士さん）が　横について指導しながらの運転訓練をしているのだろうなあと想像しながら乗っていました。

地下鉄に揺られながら、、、私自身もだけれど、どんなことも訓練を積みながら体得していくしかないんだよなあ、、とふっと考えていました。　

 

カウンセリングの学びが進んでいくと、実際にロールプレイング形式で練習を積み重ねていきます。そののち晴れてカウンセラーとしてデビューしても最初の頃は、先生に付きながらの訓練を重ねてきました。・・で　今の私、自分としてはもっと力を付けていきたいし、足りないものもあると思うけれど訓練というところは通り過ぎたようにも思うしなあ・・　さて　今の私はなんだろう。そんなことが訓練運転の地下鉄に乗り合わせてから今日までの数日間、頭の片隅にありました。　　-　そんな今日　学習会の中で若狹先生が「鍛錬」の話をしてくださいました。　そのお話を聞きながら　今の私は　鍛錬に差し掛かったと言ってもいいかなと思えて、あの時の訓練をしていた運転士さんに「いる場所は違うけれど一緒に励もうね！」と伝えたい気分でいます。

 

　　　繰り返し習うという　「練習」　を行い

　　　　　　習熟させるために継続的に練習をする　「訓練」　で体得していき

　　　　　　　　　訓練を積むことでさらに強くするという　「鍛錬」　に　つながる　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（S）