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2020/07/22

ちょっと一息 14

身体のメンテナンス

 先天性の股関節脱臼だった私は、両股関節の手術を若い時に受けていて、癖のある歩き方で、半世紀ちょっと生きてきました。だから、長く歩くと足が痛くなるし、基本あまり動かない道を選択してきました。

 一年前、友人から整体を紹介され、施術を受けた時、自分でも驚くほど歩くことが楽になりました。

 整体の先生は、「僕は、身体を整える手助けは出来きます。一時的に整えても身体は、長年染みついた癖によって、元へ戻ろうとします。整えたものを維持していくためには、日々の姿勢を見直すとか、ストレッチをするとか、自分の努力も必要なんですよ。」と話されました。

 施術してもらって終わりではなく、施術からの始まり・・・私の身体を維持していくことができるのは私自身だけだったんだな。妙に納得した私がいました。今まで何もしてこなかったのを、足が悪いせいにしてきた自分。手術をしてくださった先生方に今になって申し訳ない気持ちになりました。

 定期的に通っていますが、施術の間隔があきすぎると、動きにくさを実感します。この感覚を味わえるのも、動きやすい快適な状態を味わえたから。

 そして、動きにくさを感じた時や、長時間座りっぱなしの時などは、ストレッチをしたり、姿勢を意識して座り直すなど、自分なりに手だてを講じることも覚えてきました。

 少しづつ姿勢が良くなってきて、手だてを講じることで、楽になることが理解できると、これまで出来ないと思っていたことをやってみようと思えるから不思議です。

 以前は絶対に歩かなかった距離を歩いてみようと思い、実際に歩くことで達成感を味わって、また次へと歩くことにたいして、気持ちが前向きになってきました。嬉しい変化です。 (N)