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2024/01/22

ちょっと一息 98

「続ける」ということ

 

 月に1~2回のペースで整体院に通っています。先日、先生に「6年目になりますね。」と言われて、そんなに通ってきていたのか…と驚きました。

 通い始めた当初、『私は股関節が悪いので、余り動けない人』というレッテルを自分で自分に貼り付けて、動かない選択をしていました。そんな私に施術しながら「身体を整えていくと、動かせる範囲が広がっていきますよ。」と言って下さった先生の言葉は、その当時「そんなもんですかね…」と半信半疑だったように記憶しています。

 「施術で整えても、動かし方の習慣が変わらなければ、身体はもとに戻ろうとするので、最初は、動き方を意識しながら動いて下さい。そのうちそれが習慣になってきますから。」と言われ、「はい。」と返事をしていても、いつも意識を向けられる訳もなく、時々思い出しては実践するものの、ほぼなんとなく過ごして予約の日に伺うと、施術前後の写真が全てを写しだしてくれました。

 前回の施術後の写真と今回の施術前の写真、整えて貰って帰るのに、3~4週間でこんなに歪んでいるのか…と現実を確認した時、自分に出来ることを少しずつやっていこうという気持ちになりました。

 定期的に通っていく内に、前回と今回の変化は少なくなり、身体が整っている状態と、少し負担がかかっている状態が自分でも分かるようになってきて、身体の動かし方を工夫する術も身につけつつあります。

 『動けない人』というレッテルは、身体が整ってきたことで日々の暮らしが変化し、その体験が積み重なることで、時間を掛けながら少しずつ払拭され、今となっては、私が勝手に思い込んでいた事だったことだったな…と気付くことになりました。

 正直、そんなに真面目に取り組んできた訳ではないけれど、続けることでいつの間にか習慣となり、身体だけでなく、気持ちの処も変化していったことを改めて知ることになった出来事でした。何気なく続けていることでもこの様に変化している自分に出会えるなんて…続けることの意味を改めて実感しています。

                                2024・1・20(N)