今年もあと１ヶ月になりました。１年を振り返り、少しセンターの近況をお伝えしたいと思います。

 

4年度から始まった新しい取り組みとして、学童保育所の指導員の皆様の研修を毎月２回と、グルーブホーム支援員の皆様の職員研修を毎月担当させていただいています。担当世話人は当学習センターで資格を取得し、現在も学び続け自己研鑽に励んでいる人達です。どちらも職場で見込まれての活動でセンター代表の著書『支援員研修講話集』を使用して行われています。また病院の精神科デイサービス事業に毎月２回カウセラーが出向いており、表現療法とわっこの会（語ろう会）を担当しています。いずれも各職場のご理解と深い信頼をいただいており、センターの基本姿勢である『人間尊重』と『共に育つ人間関係』を大切にしながら、『自主自律』を目指した関わりを展開しています。いずれもじっくりと地道な活動ですが、参加人数の増加や、心開く関係へと変化している様相に成果を感じることができます。また公の機関２カ所に毎週カウンセラーの派遣もしております。

 

カウンセリングが地域社会や職場に活かされ広がっていくことは有り難いことです。何よりも次代を担っていく若い人達の活動の場が広がってくることは、３０年間コツコツと続けて来た私にとって、心から嬉しく感じられることです。

 

毎週行われている学習会も多くの方々が参加しています。人間の本質を丁寧に理解し、なおかつ各人の本質が十分に働き出すようにと、関わり方などを共に学んでいます。その関係が自分も他者も人間として育っていく過程でもありますので、興味や心惹かれる方は勿論のこと、人として成長する人間関係を求めている方々は、ぜひ体験学習にお出でいただきたいと思います。

 

個人の面接によるカウンセリングも行われています。ホームページから或はご紹介からと様々な出会いですが、毎月定期的にご自身のこころを整えるためにご利用されている方々もおります。

 

誰でもが参加できる各種研修会（箱庭療法・表現療法・エンカウンターグループワーク等）も、コロナ禍で活動を縮小せざるを得ない期間もありましたが、お陰様で休むことなく開催をしております。いずれもＨＰでその都度ご案内をしておりますので、どうぞご参加いただきますように、お願い致します。

 

一年間　目を通していただき有難うございました。深く感謝申し上げます

 

本格的な冬を迎えます。皆様　御身お大切にされますよう願っておりますと共に、くる年もなにとぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

代表　若狹 惠美子    4年12月１日　筆