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2018/01/15

学習会でのひとコマ 79

少人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。

          🙂   聴き方講座世話人若狹のコメント・声がけ

 

学習会でのひとコマ

30年1月

Оさん  

  仕事をしていて、共感的理解をしていてもそれだけでは足りないような気がするのですが・・・。
 (現場での出来事が語られる。)   
 凄く嫌だし、その人と関わりたくないと言うか、関われないので、他の職員に任せています。

 

 🙂 
   その特定の人に対して起きるあなたの動きと捉えて良いですか。

 

Оさん   

 そうです。嫌なんですよねぇ。その人の 言動が・・・。
 (Оさんの受け入れがたい言動等が語られる)

 

 🙂
 Sさんは、同じ職種ですけれど、Оさんのようなことが起きたりしませんか。

 

Sさん   

  自分の場合ですか ・・・ 無いかなぁ。 起きないですよねぇ。

 

 🙂
 そうですか。Sさんの場合は起きていない。  
 (Оさんによる状況等の説明や、Оさん自身の傾聴について振り返りが少しの間続いた。)

 

Sさん  

  先ほど起きないとか無いとか言いましたけれど、あります。あるけれどこちらに抵抗が起きたり、相手の行動とかに何か感じたりすると、そのことがその人にとって向き合う処なのだろうと思うので、そのことについて、声がけ応答をするので、それで関わりたくないとか嫌なので関われないと言うことが起こらないです。私自身の嫌な感情は、もちろんありますけれど。

 

 🙂
 そぅ  そのことが、相手の人にとって、課題だったりする場合がありますね。

 

Оさん  

 相手の人が深まっていくのに手伝える応じ方が自分はできていなよなぁ。
 (その後SさんとОさんのやり取りが続いた。)

 

 

         < 🙂 > 『こちらに聴こえてくるもの・その人から伝わって来るもの』それがその人の課題であったり、対人関係での生きづらさに繋がっている処であるのかもしれないと思っています。そこに焦点を当てて傾聴していくと、よりその人自身が明らかになっていく動きが感じられます。焦点を当てていくには、勿論自分と他者の区別・今ここでの心の動きを『あたかもその人のように感じながら、在るがままを認めてさしあげる』傾聴が基本です。 
              聴ける人になっていなければ 聴こえてこないなぁ!