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2014/12/01

学習会でのひとコマ11

小人数のグループ制の学習会では、毎週聴き合い伝え合いが実践的に体験学習として繰り広げられています。


かお 聴き方講座講師 若狭のコメント及び声がけ



9月×日

Тさん

『自分を知りたい』と思う自分が居ます。でも一方で、『自分を知りたくない。傷つくから』と言う自分もいます。 ここまで話して 『あーぁ あなた、そこにいるのね』と言う言葉もやって来ました。

自分が自分を語るって大事なことだと思っていて、話すことの練習をしていかなければと今迄も思っていました。 何話そうかなぁー。


かお

今まさに話しておられるのだけれど、どういう感じがしていますか。


Тさんうーん 今の気持ちですか、なんだろうな <沈黙>

今まで話してみて 今 どうですかと言われて 自分に集中できる。集中している自分を感じます。

そう聴かれることによって、自分を語ると言うことができる。

何だろう、やっと・・・。なんか なんか ハッとしました。

いい言葉がけをしてくれたなぁっと。 体が感じています。
自分を語るって考えを頭で整理して話すこと、と考えていたけれど、自分が今ここで感じているもの、湧いた感情をそのまま言葉にしてみる それができている感じがします。
今生命体の自分をもう一人の自分が観ていて、言葉になってくるのが伝わってきます。

かお

今どうでしょう、傷ついた感じがしていますか。

Тさん

今は全然傷ついた感じはしていません。自分を知るということは、どうも自分の考え方を知るみたいなことを思ってい たようです。そこは、浅い部分であって考えになる前の何かもっと、深いところがある感じがします。

( このあと、ロジャーズの理論で述べられている、自己概念と有機体経験について、体験に基づいた話し合いが行われました。)